妊娠、出産、産後と変化するお母さんの心と体。
睡眠時間が確保できない中での慣れない赤ちゃん育て。
そんな中でも必死に赤ちゃんを守っているお母さんたち。
「本当は今すぐ助けてほしい」――そんな切実な声に、私たちはどれだけ応えられているでしょうか。


訪問産後ケアの現場で伺うのは、
「産後すぐは体が辛くて、どこかに頼りたくても、外部のサロンは早くても1ヶ月検診後からしか受け入れてくれない」
という現実です。
腰痛、肩こり、骨盤の痛み etc....
安静にしたくても、上の子がいれば休む暇もありません。
実際にケアを受けたお母さんは、
「もっと早く出会いたかった」
「マタニティ期からお願いすればよかった」
と、仰います。
私は、この産後1、2ヶ月という「空白の期間」を支えるセラピストをもっと増やしたい
と考えています。
また、もうひとつ、お母さんにとって「安心の場所」も増やしたいと考えています。
ベビーマッサージ講師として活動する中で、
「目の前の赤ちゃんとどう接していいかわからない」「子どもとの時間が辛い」と戸惑うお母さんにも多く出会ってきました。
私自身、二歳差育児で辛い時期がありました。
そんな中出会った「ふれあい(タッチケア)」

それは、特別な道具がなくても、
お母さんの「温かい手」さえあれば、親子の絆は深まり、
それが「お母さんとしての自信」に繋がる
ということです。
そして、助け合う「仲間の存在」が必要だということ。

今、子育ての現場に最も必要なのは、技術以上に「安心できる人」であり「安心できる場所」です。
一人で抱え込み、社会から切り離されたような感覚に陥る「孤立する子育て」を終わらせたい。
幼少期、団地育ちだった私。
ご近所さんとの付き合いもあり、味噌、醤油がなくなれば、隣のご近所さんに気軽にお裾分けしてもらう。
今でこそ鬱陶しいと思えるかもしれない、ご近所付き合いがありました。
核家族化が当たり前の現代。
お母さんが弱音を吐き、誰かに体を委ね、他のお母さんと笑い合える「共育て」の社会をつくりたい。
そのための拠点を、全国に広げていきたいと願っています。

