「足裏が張る」
「踏むと痛い」
妊娠中〜産後の妊産婦さんに多い足裏トラブル。
実際に、施術していても、ほとんどの方の足裏が硬くなっています。
実はその硬さは、妊産婦さん特有の身体の変化が深く関係しています。
まず、重心の変化。
お腹が大きくなるにつれて重心が前方へ移動し、
倒れないよう無意識に足指や足裏で踏ん張る状態が続きます。

その結果、足底筋膜や筋肉が常に緊張し、硬くなってしまいます。
次に、リラキシンの影響。
靭帯を緩めるホルモンの作用で足のアーチを支える靭帯も緩み、扁平足のような状態に。
不安定さを補おうとして筋肉が過剰に働き、足裏の硬さにつながります。
さらに、体重増加による負担。
短期間で増える体重は、足裏のクッションや筋肉に直接的な圧をかけ、疲労を蓄積させます。
加えて、血行不良と冷えも大きな要因。
子宮が鼠径部を圧迫することで下半身の血流が滞り、足裏は冷えやすく、こわばりやすくなります。
では、足裏が硬くなるとどうなるのでしょうか。
足裏は全身を支える土台です。
硬くなることで衝撃吸収がうまくできず、かかとや足首、膝、腰への負担が増えます。
また、姿勢が崩れやすくなり、腰痛や股関節痛、むくみの悪化につながることもあります。
そこで大切なのが、やさしいセルフケアです。
入浴後や寝る前に、足裏を温めながら手で包み込むようにほぐしてみましょう。
ゴリゴリ強く押す必要はありません。
土踏まずからかかと、足指の付け根をゆっくり呼吸に合わせて緩めるだけで十分です。
足首を回したり、足指を開く体操もおすすめです。

足裏は、妊産婦さんの身体を毎日支えてくれている大切な場所。