明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。
今年も産前産後のお母さんの心と身体がゆるむよう、邁進してまいりたいと思います。
合わせて、産前産後のお母さんにお役立て頂けるような情報も発信していけたらと思います。
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ではでは、早速今日のテーマは「産後の骨盤」についてお話しします。
よく産後のお母さんから「骨盤あたりが痛い」「歩くと骨盤が歪んでいる気がする」という言葉を耳にします。
これには、いくつが原因があります。
妊娠中、大きくなった子宮によって、骨盤を形成する骨はつなぎ目(仙腸関節・恥骨結合※下の写真の青い箇所)が引き伸ばされます。
また、このつなぎ目がゆるむことで分娩時に狭い産道を通ってくる赤ちゃんの娩出を助けます。
こうした体の変化は、通常、産後徐々に元に戻ってきます。
しかし、骨や関節を支える筋肉や腱が、あまりにも引き伸ばされてしまったり、骨のつなぎ目が大きく離れてしまうと痛みが残ったり、骨盤の不安感につながることがあります。
骨盤は周囲の筋肉のバランスによって位置が保たれているので、腹部が変化する出産は、骨盤を適切な位置に置けず、上下左右に傾くことも影響します。
骨盤自体は「骨」なので、ゆがむことは解剖学的にはありませんが、先の理由から骨盤が前後左右に“傾く”ことはあります。
産後まもなく、この骨盤の不安定感がある場合は、「骨盤帯」を上手く使って、骨盤(仙腸関節・恥骨結合)をサポートしてあげるといいでしょう。
(必ずしも装着する必要があるわけではないんです)
ただ、長期の使用や、きちんとした装着をしないとかえってデメリットにもなります。
デメリット:股関節の可動域を制限してしまう。インナーユニット(姿勢を保持するコア)の機能低下を招く可能性がある。
ゆくゆくはご自身のインナーマッスルを鍛えて、自分のコアのベルトを鍛えることが長く身体を使う上でとっても大切です。
産後のマッサージでケアする際は、骨盤の不安定感や痛みがある場合は、周りのオーバーワークしている筋肉(特に臀部、太ももの外側、前側)をじっくりゆるめていきます。
★産後1、2ヶ月のケアは産後回復トリートメント