先日、恩師でもある妊産婦セラピストの先生主催のマタニティケアのスキルアップ講座に参加してきました。
リアルマタニティさん5名様にご参加頂き、助産師さん、理学療法士さんによる安産ケアをテーマに話して頂いたり、実際にセルフケアをしてきました。(一番右上が私がです。)
助産師さんから無痛分娩がどんなものか、詳しく教えて下さいました。
参加した妊婦さんのほとんどが無痛分娩を希望されている方でしたので、みなさん真剣に話を聴いていらっしゃいました。
無痛分娩を希望する妊婦さんこそ、自然分娩の方以上に体のケアが必要というお話。
ぜひ、今一度、無痛分娩を希望される方にも知って頂きたいので、以下にまとめさせて頂きました。
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無痛分娩はあくまで陣痛の痛みをサポートしてくれるものにすぎないため、
痛みを取って楽にしてくれる=楽にお産が進む

ということではないんです
強い麻酔薬を使うことは、本来、自分が持っている生理機能を抑えてしまうため、お産に関しては負担が増えてしまうかもしれない。
- 自然な陣痛がつきにくい
- 足がしびれて動きに制限がかけられている
- いろんなチューブにつながれて良い姿勢が取りにくい
- いきみたい感覚が抑えられる
- 赤ちゃんが上手く回旋できない
- お産が長引いてしまうため、鉗子分娩、吸引分娩の確率が上がる
- 自分でおしっことができないため、2,3時間ごとに毎回管で出させる
- おしっこの管を入れっぱなし そのため陰部の神経が鈍くなって産後、排尿障害が起こることがある
こういった、赤ちゃんが産まれるという自然なことにこのような弊害にも心と身体が負けないように無痛分娩を希望する方には自然分娩の方以上に、身体の準備が必要なんです。
とのお話でした。
決して、無痛分娩がいけない、自然分娩がいいということでありません。どんな選択も〇なんです。帝王切開も◎です。
ただ、選択する時に、何となく痛そうだから、とかみんなそうしているかで選ぶのではなく、自分がどうしたいかと、自分の気持ちを優先して選択してほしいなと思います。
選択したくでもそうできないという場合もありますため、自分が意図していなかった選択になったとしても、その選択を受け入れて、今できることに集中してほしいと思います。
マタニティ期は身体を整えるチャンスです。一緒に身体を整えていきましょう(^^♪
写真は、マタニティさんのケアをさせて頂いています。
左にいらっしゃる方がマタニティ期の身体の変化やケアについてご指導下った理学療法士の先生です。
なんと、先生は6人のお母さんでもあるんです(驚き)
そして、最後の6人目は自宅出産で、超がつくほどの安産だったようです(またまた、驚き)
これもセルフケアでご自身の身体と向き合った結果ですね。

理学療法士めぐみ先生は鹿児島で産前産後ケアをされております→★★★
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マタニティさんにこそ必要なケアについてお話しております。
2026年2月開催
第4回マタニティ講座(世田谷区粕谷児童館にて)