1. 「産後抱っこが筋トレ状態になっていませんか?」
最近、膝の裏や足の付け根が痛む…という方が増えています。
実はそれ、頑張りすぎているあなたの体が発している『SOS』かもしれません。
よりイメージしやすいように、今の身体がどんな状態か「木」に例えて見てみます。

お腹が大きくなることでインナーマッスルが引き伸ばされ、根を張る力が弱くなってしまいます。
【幹】= 姿勢・骨盤 根っこ(筋力)が弱くなると、どっしりと立っていたはずの「幹」がグラグラと不安定になります。
さらに、毎日の抱っこや授乳で、木はいつも決まった方向へ傾いてしまいます。

【枝葉】= 膝・股関節・手首などの痛み 幹が傾くと、木は倒れないように「枝(手足)」を必死に伸ばしてバランスを取ろうとします。
右に傾けば、左の枝をピーンと張って支える(=左膝の痛み)
2.枝葉に水をやるだけでは足りない
「膝が痛い時、膝だけをマッサージするのは、枯れかけた枝葉に一生懸命霧吹きをしているようなものです。
もちろん一時的には潤いますが、根本的に解決するには、
グラグラしている『幹(姿勢)』を整え、しっかりとした『根っこ(インナーマッスル)』を取り戻してあげることが大切です。」

3.グラグラの幹を支える「内側の芯」を強くする方法
「では、どうすれば弱くなった『根っこ』と『幹』をもう一度安定させることができるのでしょうか?
その鍵を握るのが、お家ですぐにできる『腹式呼吸』です。

産後のお母さんは、日々忙しく、常に気が張っているため、呼吸が浅く胸だけで行う『胸式呼吸』になりがちです。
しかし、これではお腹の深いところにある筋肉(インナーマッスル)が使われません。
腹式呼吸は、いわば『木の芯』を太くする作業です。
鼻から吸って、お腹をふくらませる、
口から細く長く吐きながら、お腹を凹ませていく。

この「吐く」ときに、お腹の奥にある天然のコルセット(腹横筋)が働きます。
この芯がしっかりしてくると、重い抱っこをしても幹(骨盤)がブレにくくなり、
結果として膝や股関節への『代償(無理な肩代わり)』が必要なくなるのです。」
4. 頑張るお母さんへ、呼吸のご褒美を
「筋トレと思うと大変ですが、『深く息を吐くこと』なら、
赤ちゃんを寝かしつけながらでも取り入れやすいです。

当サロンの産後ケアでは外側の筋肉を揉みほぐして緩め、さらに呼吸がしやすい状態に導きます。
それと同時に、お家で深い呼吸を意識して『内側の芯』を育んであげると、
痛みが出にくい、しなやかで強い体へと変わっていきます。